【アツすぎ注意】日本のベストアーティスト【岡本太郎】の本がどこ開いても名言だった件

日本を代表するアーティスト・岡本太郎といえば『芸術は爆発だ』と『太陽の塔』、近年では渋谷駅の『明日の神話』が有名ですね。彼は芸術活動のかたわら多くの著書も残しています。その中の【自分の中に毒を持て】を紹介します。1993年8月の発売当初から現在までで累計50万部を超えるロングセラーです。有名人でこの本を好きと公言しているファンも多く、あのマコなり社長もこの本の中の言葉を心に秘めながら会社経営をしてきたそうです。2019年の新装版では真っ赤な帯が表紙の太郎の写真をすっぽり覆い隠しています。アーティスティックな装丁がなんともらしさ爆発です。

岡本太郎が投げかける名言の数々は飾らないシンプルな言葉だからこそ余計に人々の胸を打ちます。現代社会を生きる私たちのあらゆる悩みに応えてくれます。

外出できなくて悶々としているあなた、目標を奪われて絶望しているあなたにもきっと元気をくれます。読み始めてから読み終わるまで全てが名言。全編名言です。今はこれを読んでパワーを充電しましょう!おすすめですよ!

岡本太郎 とはどんな人?

本を読む前に、岡本太郎とはどんな人だったのかをざっとご紹介します。

岡本太郎とは??

幼少期

岡本太郎は、漫画家の父とお嬢様育ちの母との間に1911年、神奈川県川崎市に生まれました。母・かの子は自宅に愛人を同居させるなど、幼少の頃から家庭環境は崩壊していました。このような強烈な家庭の原体験からか太郎は独身主義を貫きます。

パリ時代

東京美術学校(今の東京藝術大学)を退学した後、パリに渡ります。パリ生活の中で、最も彼の魂を揺さぶったのはピカソでした。売れるための絵を書くのではなく、なんのために絵を描くかを追求する日々が10年ほど続いたのち、ナチスによるパリ進行をきっかけに日本に帰国します。

兵役

日本に帰ってきた太郎は二科展に出品して受賞、個展も開きますが太平洋戦争で兵役に服します。30代での兵務は厳しいものだったと回想しており、そこでの死生観がその後の作品づくりにも影響します。

創作活動

戦後は創作活動に邁進します。特に縄文土器との出会いによりインスピレーションを受けたり、沖縄や東北の古い文化を紹介するなど型にはまらない活動を続けました。その奔放さを追い求める姿勢が従来の芸術界に楯突く形になるのもしばしばでした。そんな中で1954年に東京都港区青山に自宅兼アトリエを建て、生活と制作の拠点にします。現在は岡本太郎記念館になっています

太陽の塔

1970年に大阪で万国博覧会が開催されることが決まり、「とにかくべらぼうなものを作ってやる」と構想を練り、出来上がったのが『太陽の塔』でした。いまだに大阪のランドマークとして親しまれています。同時期に製作された『明日の神話』は紆余曲折を経て現在は渋谷駅に恒久設置されています。太郎の作品の中でも最高傑作と呼ばれている大作が大衆が行き交う場所にあること自体が壮大なアートなのかもしれません。

1996年に亡くなるまでにはテレビにもよく出演し、少し奇抜な芸術家としてお茶の間の人気者でした。

あなたに効くのはどの言葉?現代日本人に刺さる岡本太郎の名言

絵描きでありながら哲学や民俗学にも深く通じていた岡本太郎の言葉はなぜか現代の日本人にも通じます。何を隠そう、私にもぶっ刺さりました。笑

人間とは何か?表現とは何か?を突き詰め続けた芸術家の言葉だから彼の残した言葉は普遍的にハートを揺さぶるパワーを持っているのかもしれません。

  • 普通のビジネス書や自己啓発本を読み飽きた人
  • 目標が見出せず悶々としている人へ
  • 結婚に悩む人へ
  • 自由に生きたい人へ

普通のビジネス書や自己啓発本を読み飽きた人へ

食えなけりゃ食えなくても、と覚悟すればいいんだ。それが第一歩だ。そのほうが面白い。

自分の中に毒を持て より

仕事でうまくいく方法にフォーカスしたビジネス書や成功者のサクセスストーリーを追体験する自己啓発本はたくさんあります。私もよく読みます。実際、面白いです。

・・・が、それらはどうしても経済界の論理に偏ってしまいがちです。食えなくても良いなんて提言するビジネス本はまずないでしょう。人間にフォーカスした岡本太郎の言葉は経済の論理を飲み込んでしまうパワーがありスジも通ってます。

普通のビジネス本や成功者の自己啓発本に飽き始めて読書の幅を広げたい人にとっては【政治、経済、芸術】をこの国の柱にしろと主張する彼の言葉は一見の価値ありでしょう。

目標が見出せず、悶々としているあなたへ

自信はない、でもとにかくやってみようと決意する。その一瞬一瞬にかけて、ひたすらやってみる。それだけでいいんだ、また、それしかないんだ。

自分の中に毒を持て より

最近は外出自粛の影響で、やれることが制限されていて目標を見失ってしまった人も多いかもしれません。悶々とする日々が続く人へ岡本太郎はとにかく何か夢中になれるものを探すためになんでも良いから始めてみろと言っています。うまくいかなくても良い、うまくいかないほうがいい、飽きたら辞めれば良い、やめることすら計画に含めておけば良い。そうして夢中になれるもので夢を見ることが青春だと彼は言っています。

聖火リレーを奪われたランナー。甲子園を奪われた高校球児。今の時代だからこそ夢は与えるものでも、与えられるものでもなく、自分で作りに行くものなのかもしれません。

結婚に悩む人へ

家族というシステムによって、なんの保証もされていないことが、真の生きがいであると思う。

自分の中に毒を持て より

複雑な幼少時代を過ごした太郎は結婚や家族という形式張ったシステムに懐疑的であり、生涯独身を貫きました。私は結婚というシステムで幸せに暮らしている人が大勢いるのでそこまでこき下ろさなくても人それぞれで良いんじゃない?と思わなくもないですが、よくよく考えてみると、形式に乗っ取らない選択をした側を受け入れてくれない社会であることは確か。今の家族というシステムを未来人から見ると相当遅れた枠組みに映るかもしれませんね。

今日から花嫁は世界中の男性の女房になったつもりになりなさい

自分の中に毒をもて より

・・・いや、今の常識で考えれば皆さん笑うかもしれませんが、実はそんなに突拍子もない非合理な意見でもないような気がしますよ。私は。

まぁ、私の結婚観はどうでもいいとして、ちなみに太郎さんは恋愛には奔放だったようです。愛とは何かを語るパートもあります。彼の先進的な恋愛論は2020年を過ぎた今でもまだ時代がまだ早すぎるかもしれません。

自由に生きたい人へ

かまわないから、こっちに行ったら駄目だ、と思う方に賭ける。

自分の中に毒を持て より

言い換えれば、人生、即、芸術

自分の中に毒を持て より

人間本来の生き方は無目的、無条件であるべきだ。それが誇りだ。

自分の中に毒を持て より

本書冒頭から太郎さんは勉強して大学に入り、良い会社に入って処世術を身につけて安定・約束された人生、そういう生き方についてこき下ろしています。数十年前の日本ならそういうレールの上の人生に疑問を呈しつつも皆安定という呪縛から逃れられなかったかもしれません。今の日本は違います。安定の人生プランなんて崩壊している今だからこそ太郎の言葉が多くの人に響いているのかもしれませんね。妥協せずに生きる、毎日を一瞬一瞬を込めて生きる。そんな覚悟を呼び覚まされます。ぜひご一読あれ!

文庫版はこちら↓↓(品薄の状態が続いているようです)

Kindle版はこちら↓↓

まとめ

いつの時代にも読み継がれてきたベストセラーはやはりどこを切り取っても名言ばかりでした。私もこの本に魅せられた1人。

いつかは会社なんぞ辞めてやろうと腹で思いながらこうして1人カリカリと本書を紹介するブログ書いてみちゃったりしてますが、この時間が今、何より自由です。皆様もぜひご一読いただいてみんなで人生、自由にしていきましょう!